4月4日(土) 鳴門のカレイ釣り

今週末は多忙のため 釣行予定も入れておらず
自宅待機?のはずだった。

土曜日のスケジュールが空いたので,
さぁ どこへ行こうか‥と考えだしたのが金曜日の夕方。

潮が小さく,昼からは雨の予報。
この潮ではメバルは無理だろうし,
突如始まった鯛ラバのラッシュにも乗れそうにない。

巷では,花見が話題になっている。

花見‥といえば
「花見ガレイ」

11月に接岸し,ピークを迎えるカレイ釣りは
年明け 産卵とともに一服状態となり
水温が上昇し始め花見を迎えるころ 再び上向く。

かつては投げ釣り一筋 カレイ釣り師であったが,
今では すっかり方向転換。

2008年は 一度もカレイ釣りをすることなく終わってしまっていた。

潮も天気もカレイ釣りには最悪に近いが
何とか4,5枚くらいは釣れるんじゃないかと‥

夜 ウーロン茶で済ませた職場の歓迎会を抜け出し
自宅に帰って久々に使う投げ釣りセットをかき集める。
仕掛けは作り置きのもの。
とりあえず竿も8本あれば何とかなりそうだ。

14,5年前に通っていた鳴門のポイントは今では通用しそうにないので
レオンさん情報による ウチノ海の筏へ。



5:30 出船。 

6:00 釣り開始。


初めて乗る筏なので,船頭さんとレオンさんからいただいた情報をもとに
釣れそうな方向に集中して投げる。



チョイ投げの竿に手ごたえあり。



20cmほどのキス。



ほどなく 別の竿にも魚のアタリ。

竿先を叩くので本命のカレイではなさそう。



40cmのハネでした。

モーニングサービスにカレイを期待するものの,
その後 魚からの反応がなくなる。



その代わり仕掛けを揚げるたびに掛かってくるのは

ヒトデ  ヒトデ  ヒトデ …



2本針仕掛けにダブルで掛かってくる。

前後左右 遠近 どこに投げても

ヒトデ  ヒトデ  ヒトデ …

海ケムシも次々と掛かってくる。



今日は夜明け前が満潮の潮止まり。
昼過ぎが底なので ずっと引き潮を釣るようになる。

カレイ釣りとしては非常に厳しい潮回りである。

朝イチの引き始めに釣れないと,
昼過ぎの満ち潮が流れるまでは期待できそうにない。


ヒトデと海ケムシの猛攻に耐えきれず
しばしお昼寝  Z Z Z Z Z …




昼前から予報通り雨が落ちてきた。

風も出てきて 濡れた体に寒さがこたえる。

何より本命からの魚信がないことが辛い。


午後からもヒトデ攻撃は収まらない。

5分おきに竿をあおってサビいてくるその間にも引っかかってくる。
2本針仕掛けにヒトデが3つ!4つ!!なんてことも。


ヒトデを釣っては外し 釣っては外しの繰り返し。
いつしか足元にはヒトデの山ができていた。


昼過ぎ 潮が止まったが,
その後 一向に流れ出す様子はない。

1時間 2時間と 止まったまま。

潮に敏感なカレイは口を使ってくれそうにない。



雨風に打たれ 寒い…

こんなことなら早々にあきらめて切り上げた方がよかったかも。



あきらめムードが漂う15:00過ぎ。

手にした竿にヒトデと違った反応が。

グングンと下へ下へ潜ろうとするこの手応えは まさしくカレイ。



釣り開始から9時間,ようやく本命30cmをキャッチ。

1枚釣るのに これだけ苦労するとは。



ヒトデ(100匹以上)の山の上に。


その後も潮が流れることはなく,ヒトデに遊ばれ続け

16:00 納竿。

10時間釣って 魚が掛かったのが3匹!!
エサも1度も取られることがなかった。

雨風の中 とんだ「花見カレイ」となってしまった。

それでも1枚釣れただけでもよしとせねば。

2009年のカレイがこの1枚で終わってしまいそうな予感…



本日の釣果 カレイ 30cm ハネ キス